4年次生 慢性期看護学領域における統合実習の様子
2025-07-02
教室行事
4年次の統合実習では、3年次の臨地実習での学びを活かし、各領域でより専門的な看護を学修します。
今年度は、5名の学生さんが慢性期看護学領域で統合実習を行いました。
実習前に学内で、血糖測定やインスリン注射、フットケア、、、「修行」と称した事前学習会を行い、実習に臨みました。
病棟では、糖尿病とともに生活をされる患者さんを受け持たせていただき、疾患のことだけでなく、患者さんご自身のこと、ご自宅での生活のこと、お仕事のこと、、、様々なお話を伺いながら、患者さんが持つセルフケアを行う「力」に着目し、それぞれの患者さんのための看護をどう提供すべきかをじっくり考え、実践していきました。
退院後、初回の看護外来にお見えになった患者さんと再会し、入院中提供した看護が、生活の中でどのように活かされているかを知ったり、なにか困っていることはないかを確認しより患者さんの生活に合った補足をすることもできました。
病衣ではなく私服を着ておられる「本来の患者さんの姿」と対面し、より患者さんの生活や「患者さん自身」が見えてくる気がしたようです。
再会を喜んでくださる患者さんの笑顔も、嬉しかったですね。
看護師として、慢性疾患とともに生きる方々を支えるための方法や視点がたくさんあることに気が付き、
時にベストではなくベターな状態を患者さんとともに目指し歩むことの大切さを知った学生さんたちでした。
一人一人が、それぞれの患者さんとしっかり向き合い、多くの学びを得た実習となりました。
▲ 「低糖質」のアイスで休憩